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葉山信仰 [Folkloristics]

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ここで書いている葉山は,山形県の中央部近く月山の東にある1462mの通称村山葉山のことだ。
山頂近くに奥の院を置く葉山大円院および寒河江市にある慈恩寺との縁が強い山だ。信仰の山としての開山は1000年以上の歴史をもち,その勢力は南東北地方一円であった。
有名な出羽三山(月山,湯殿山,羽黒山)は,古くは鳥海山,月山,羽黒山,葉山を呼んでいたようである。当時の三山は庄内地方では羽黒山を前山とする鳥海山,月山を称し,内陸地方では葉山を前山とする月山,鳥海山を指していたようだ。湯殿山開山後は湯殿山を奥の院とする出羽三山の山であった。その後出羽三山から離れたものの湯殿山を奥の院とする信仰の山に変わりはなく,南東北にみられる葉山碑(石碑)はこの葉山信仰の名残だ。

葉山の山深くに大円院(医王山金剛日寺)があった。終戦まで規模の差はあるものの葉山詣で賑わう寺院であった。終戦後米軍の射爆場が近くに指定され村山市岩野に移転し小さな社を残すだけになっている。今も葉山登山道の岩野口からの途中に大円院跡があるが,大円院跡の看板の他は石碑・小さな祠や僅かな石積みだけがそこに信仰の地があったことを示している。


現在の大円院
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